
一口馬主の入会から出資申込みの流れは一般的に以下の通りです。
これから一口馬主を始める方は、不安な部分やよく分からない点もあるかと思います。私も最初はそうでした。
この記事では資料請求から入会までを大きく4ステップに分けて、注意点や疑問点も解説していますので、一口馬主になるまでの流れを把握できる内容となっています。
1.【資料請求】無料で行えるが、時期に注意
まずは気になるクラブに資料請求を行う必要があります。
原則無料で、募集馬カタログと入会申込みの書類がクラブから郵送されます。
ただ資料請求はいつでもできる訳ではないので注意が必要です。
ノーザン系主要3クラブ募集時期
6月・サンデーサラブレッドクラブ
8月・シルクホースクラブ
9月・キャロットクラブ
このように例年募集時期が決まっており、資料請求できるのは、募集が始まる1ヶ月~2ヶ月前からです。
例にあげたノーザン系主要3クラブは募集が開始されると直ぐに完売してしまいます。完売後は資料請求はできなくなりますので、お目当てのクラブの募集時期はあらかじめ把握をしておきましょう。
参考:2021年主なクラブの1次募集期間
クラブ名 | 一次募集期間 |
キャロット | 9月1日~ |
サンデー | 6月7日~ |
シルク | 7月26日~ |
東サラ | 6月21日~ |
DMM | 8月10日~ |
社台 | 6月7日~ |
ロード | 11月10日~ |
ノルマン | 10月8日~ |
ウイン | 8月3日~ |
G1サラ | 6月7日 |

個人的には「次の募集時期まで待つべき」だと思います。
「現在募集馬がいるクラブから選ぶ」事をすれば、始めようとした1週間後には一口馬主になる事はできますが、急ぐメリットもないですし、活躍馬に出会う確率はその決め方では相当に低いと言えます。
数ヶ月待つ事になってもお目当てのクラブの募集まで待機するべきでしょう。
2.【資料到着】馬選びは馬体が分からなくても問題ない
カタログが届いたらいよいよ馬選びです。
初心者の方の場合、馬体はみんな一緒に見えると思いますが最初はそれでも問題ありません。
その理由として、募集時期には「中間発表」と言ってどの馬が人気があるかクラブから公表されます。

2021年キャロットクラブの中間発表の一例 満口率100%の大盛況だった
馬券における単勝オッズをイメージすると分かりやすいかもしれません。
馬券でも前走や調教を見ずオッズだけで馬券を買って、それが当たったという経験はありませんか?
それと同様一口馬主の出資馬選びで馬体が分からなくても、中間発表である程度人気がある馬から選ぶのも活躍馬に出会う有効な手段と言えます。
3.【出資申込み】票読みは初心者でもチャレンジ
出資したい馬が決まったらいよいよ申込みです。
入会申込書に必要事項を記入します。費用が高額になる40口クラブでは簡単な審査があるとされてますが、一般的な与信審査とは異なる緩いもの。入会当時、私は年収600万円で問題なく入会できました。
出資の際には必ず票読みを行いましょう。
票読みとは?
中間発表などを参考に、最終的に何票集まるのかを推測する事。それに伴って申し込んだ場合の当選確率も予想する
ノーザン系主要クラブでは全体の半数以上は抽選となり、新規会員では申込みをしてもノーチャンスという馬もいます。
予算を考える上でも票読みは大切です。
票読みに関しても主要クラブであれば、ネットでいくらでもあがってますので、初心者の方はネットで情報を仕入れつつ票読みを行うのをオススメします。
4.【出資・入会】出資が決まった時点で入会
申し込んだ馬に出資が決まったら晴れて一口馬主に!クラブライフのスタートです。
クラブによって異なりますが、おおよそ1~2ヶ月後に入会金と馬代金の請求されます。

残念ながら出資できなった場合には入会にはなりませんが、費用も一切かかりません。
まだ残口がある馬がいる場合には1.5次募集(クラブによって呼び方はさまざま)で出資するチャンスはあります。
もしくは2次募集があるクラブもありますが、募集される頭数は1次募集よりも少ないのが一般的です。
まとめ
資料請求
予めお目当てのクラブの募集時期を把握した上で資料請求をしましょう。
資料到着
カタログが届いたら出資馬選び
馬体や血統に自信がない場合は中間発表である程度人気がある馬から選ぶのもアリ。
出資申込み
票読みを行い、当選確率も加味しながら出資申込みを行いましょう。
出資・入会
出資が決まれば晴れて一口馬主に。
もし抽選落ちした場合には1.5次募集や2次募集でも出資のチャンスが残っています。
以上、一口馬主の資料請求から入会までの流れを紹介させていただきました。
「なんだか大変そうだな...」と感じるかも知れませんが、入会の有無に関わらずカタログを眺めるのは競馬ファンなら絶対楽しいはずなので、まずは無料でできる資料請求をしてみるのをオススメします。