【レビュー】一口クラブPOG 2023-2024


昨日、仕事から帰ると届いていました。

一口馬主クラブPOG2023-2024

 

ある程度決まった本(シリーズ)で固定されているPOG関連本ですが、今年から初めて一口馬主クラブ馬のみを取り上げた新シリーズのPOG本が登場しましたので、簡単ながら買うのを迷っている方向けにレビューします。

ちなみに私の出資馬2頭は取り上げられていませんでしたが(悲しい)、その辺の私情は抜きの感想です。笑

概要

¥2,400-
2023年4月19日発売

4月12日発売から延期となり19日に発売されました。世間的にはマイナージャンルの本ですので店頭にどの程度並んでるか不明ですが、私は楽天で頼み、発売日当日に届きました。

AmazonではKindle版(電子書籍)も発売されています。

内容(紹介文)

競馬界を席巻している<一口クラブ>にスポットを当てたオンリーワンの「クラブ紹介&POG本」が登場!

直近(2018年~2022年)の5年間を振り返ってみても、2歳G1、春のクラシックの勝ち馬には一口クラブ所属馬が名を連ねて、年度代表馬にはすべて一口クラブ所属馬が輝いているように、その存在感、注目度は増す一方。そんな一口クラブ(計21社分)の魅力を、余すことなくお届け!

各クラブの担当者からクラブの魅力、2歳馬の現況を引き出し、立ち写真もふんだんに使ってオールカラーで掲載!

POG戦略に役立てたいと考えている人は勿論、一口クラブへの出資を考えている人にとってもうってつけの内容となっております。

その他、血統評論家・亀谷敬正さんによるディープ・キンカメ亡き後の種牡馬勢力図についての解説、数多くの一口馬を所有しているラッパーのSEAMOさんによる一口クラブライフの愉しみ方、ROUNDERS編集長・治郎丸敬之さんによる「走る馬の見分け方」など、役立つ情報が満載です!

「競馬王のPOG本2023-2024」に応募できる専用ハガキも付いてます。

▼ 主な内容

・一口クラブ2歳馬レポート(インゼル、ウイン、キャロット、京都、グリーン、サンデー、社台、シルク、G1、大樹、ターファイト、DMM、東京、ノルマンディー、広尾、友駿、ユニオン、ライオン、ローレル、YGG、ワラウカド)

・亀谷敬正が「ディープ・キンカメ・ハーツ亡き後の種牡馬勢力図」を解説!

・SEAMOが自身の経験を踏まえた「一口クラブの愉しみ方」を伝授!

・治郎丸敬之がPOGで勝つための「馬の見方」を解説!

・オールカラー(計210ページ)、合計500頭超の立ち写真を掲載!

感想と良い点悪い点

個人的にはまあまあ面白かったです。

と、これだけでは小学生以下の感想になってしまうので、笑 もう少し感想を。

馬体のページは他POG本と変わらず真新しさはないものの普通に見やすかったです。他POG本に比べてて1クラブ毎の情報量は多かったですね。

ただ勝手にノーザン系のサンデー、キャロ、シルクは軽く触れる程度に全頭紹介されるのかな?と思ってましたが、こちらは他POG本と同様にPOG向けに選別された馬のみ紹介されていました。

私のサンデーの出資馬(ミスエルテの21)なんかは早期始動では無いですし掲載されてませんでしたからね(悲しい)

名目としては「一口馬主&POGファン必見」と表紙に書いてありましたが、内容的には一口馬主の人、一口馬主に興味がある人向けの本という印象です。逆に一口馬主に興味がない方やPOGだけが目的であれば他POG本の方が良いかなと思います。

悪かった点

・索引が無い

・結局どの馬がオススメなのかは分かりづらい

・ややセールストーク多め

・私の出資馬が載っていない(おい)

索引が無いのは圧倒的なマイナスポイントです。各馬、各クラブページでしか載ってはいないものの、POG本としての実用性を考えたらこれは来年以降改善して欲しいです。

また、他POG本を見ていると、世代の上位人気馬は取り上げ方でなんとなく読めてきますが、この本だけでは縦の比較(クラブ内の序列)はなんとなく見えてきても、横の比較(クラブ間の序列)は全く分かりません。

当然と言えば当然ですが、どこのクラブもややセールストークは多めですね。育成厩舎の話が無いのも残念。結局この世代のどの馬が良いのかはやや見えづらいでしょう。
「関係者10名に聞く指名オススメ馬」的なありがちなコーナーでもあれば見やすいですね。

最後に実際に走るか走らないかは別として、一口馬主としては自分の出資馬がセールストーク混じりだとしても載っていると嬉しいものです。私のサンデーとキャロの出資馬は載っていなかったので減点です。笑(知らんがな)

良かった点

・治郎丸さんの馬体解説は一口馬主必見

・著名人に聞く愉しみ方

・マイナークラブの情報量が多い

「馬体は語る」やキャロットの広報誌などでもお馴染みの治郎丸さんの馬体解説。この本でも馬体は語る及び一口馬主DBの馬体の見かた講座の図解が引用されてますが、解説している文言は新たに書かれています。種牡馬別の馬体の見かたはPOGでも出資馬選びでも重宝しそうです。

著名人として何名かの一口馬主の愉しみ方や競馬との馴れ初めが書いてありました。
一口馬主の飲み会で「どこのクラブ入ってます?」みたいな会話を聴いてるような感覚の読み物で楽しかったです。

ムーティエの谷口オーナーの話も載っていましたね。私も銀座にムーティエがあった頃に一度行きました。なんとこの本持参して行けば生ビール一杯無料らしいですよ。

来年も発売されるであろうこの本を「また買うか?」と聞かれたら、私は買うと思います。POG本として半分、一口馬主の読み物半分ですね。

最後にどうでも良いですけど、P132のストームバンガードは一瞬デカイ尻尾に見えましたw

-競馬本&ツール
-,

Copyright© 一口馬主ライク , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.