2025年1月12日(日) サンデーのミエスペランサが3勝クラスの新春Sに出走します。
明け4歳ながら未だキャリアは4戦、イレ込みもあって1戦1戦ファイトする性格と脚元も丈夫ではない為、毎回が貴重なレースになります。
デビューから3戦が西村淳也J、前走はCデムーロJで今回は西村淳也Jに戻ります。ヤネが戻るのは良いですね、ハンデ54kgも他馬と比べると恵まれました。
前走のレース後、池江先生からは「ゲートの怪しさはあります。きょうは頭数が少なかったのでリカバリーできましたが、昇級してフルゲートになればマイナス材料になります。まっすぐに走ってないところをジョッキーがうまく乗ってくれました。課題はあるものの楽しみです。テンションが上がっているので、放牧に出す予定です」
との事。以前からシビアめなコメントの傾向がある師ですが、勝った直後から課題を挙げています。
今回はフルゲート。デビュー戦以来の多頭数ですからやはりゲートはひとつの関門です。前走も出遅れましたが9頭立てだったので直線だけの競馬でなんとか辛勝しました。
さらには「まっすぐ走ってくれない」という事もあるようで、確かに私の目視では直線だけで手前を3回も変えており、持ち前の勝負根性と鞍上の手腕で勝てたものの、フルゲートの今回は出遅れて後方から差すのに馬群を捌きづらくはなりますし、最悪追い出しに手間取って詰まって凡走も想定に入れないといけないですね。
ただ頭数が多い分、直線は併せる形になるので勝負根性◎な彼女にとってそこはプラスです。
理想の競馬は後ろ過ぎない位置、8-10番手あたりで馬の後ろにつけて、直線入口から併せ馬の形でスムーズに追い出せれば勝ち負け出来るはず。流石にこのクラスでは展開に注文がつくと考えていますが、頑張って貰いたい。
相手関係は想定1番人気のワールズエンドはメンバー中地力は1番、素直に評価すべき人気馬という印象。
アーリントンCでは上がり32.1の極上のキレを見せましたが本質的には併せるとかかる性格で、前走のように単走気味にリラックスさせて先行させるのが理想のようですね。こちらとしては先行馬がごった返すような展開で馬群が密集、少しでも道中で消耗して貰えればありがたいのですが。
同じ昇級組のムーンリットナイトも強敵ですし、近5走内に現級で馬券になってる馬も多数おり、一筋縄では行かない競馬になります。
ミエスペランサは消化不良のレースになる事も危惧されるので、地力で負ける分には仕方ないものの、出し切る競馬を期待します。
頑張れミエスペランサ!
頼みます西村ジョッキー!