血統
短評
新種牡馬サトノクラウン産駒です。
稍重の宝塚記念を勝ったようにパワーのいる競馬が合っていた馬ですので、セオリーとしては牝系でスピードを補完する配合と考えています。
本馬も含めて今回キャロットで募集されるサトノクラウン産駒は3頭いますがいずれも母方にサンデーサイレンスを持ち、サトノクラウンの持つSir Ivor 5×5と、サンデーサイレンスの父Haloとニアリークロスとなります。
ただサトノクラウン産駒は肌にサンデーサイレンス持ちが多いでしょうからほぼ標準装備のイメージで、これだけでは強調材料とは言いづらい所で、さらに米国的な早い血を入れられるとより良いのではと思います。
本馬の場合は母系はSS×欧州系の構成です。半兄メールドグラースの下という事で、サトノクラウン産駒ながら4000万。高いなぁという印象です。
メールドグラースはグレイシアブルーのNureyevをクロスさせていますが、本馬はNureyevはいじらず、サンデーサイレンスの父Haloをクロスさせてますので、メールドグラースとの関連性はやや頼りなく、違うタイプになりそうです。
いまや希少な母父サンデーサイレンスで、1/4Northern Dancer異系となるのはポジティブ材料です。
高齢出産(母18歳)でこの価格は出来が良いのかもしれませんが、馬体が出ていない今は割高で手が出しづらいなという印象です。
※データは2021年8月15日終了時点になります。
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