【2021年版】一口馬主クラブ比較 おすすめランキングTOP10

2021年10月18日

 

 

「一口馬主を始めたいけど、クラブが沢山ありすぎてどれを選べば良いか分からない」

現在23の一口馬主クラブがあるので初心者の方は特に迷ってしまいますよね。

私の知人にも「始めようと思った時期に、とりあえず出資出来るクラブ選んだけど失敗した」と話す方もいます。あまりよく調べずクラブに入会して「出資馬がいるから退会もすぐには出来ないし...」と後悔するのはよく聞く話です。

この記事では、クラブの「勝ち上がり率や重賞馬率」「実態や注意点」「新規参入ポイント」などホームページを見るだけでは見えてこない点も含めて、これから一口馬主を始める方にオススメできるクラブをランキング形式で紹介します。

数年後に後悔しないよう、クラブ選びのご参考になれば幸いです。

※個人的な主観でのランキングですのでご承知おきください。算出データは2021年10月10日終了時点でのものになります。

オススメクラブTOP10 一覧表

順位 クラブ名 勝負服 募集口数 月会費 入会金 年間募集頭数 募集開始時期 近3年勝ち上率 近3年重賞馬率 新規枠 実績制度 母優制度 紹介制度
1位 キャロットクラブ 400口 3,300円 22,000円 約90頭 9月上旬 58.4% 7,1%
2位 サンデーサラブレットクラブ 40口 3,300円 33,000円 約90頭 6月上旬 57.9% 3.5%
3位 シルクホースクラブ 500口 3,300円 11,000円 約80頭 7月下旬 55.0% 4.7%
4位 東京サラブレットクラブ 400口 3,080円 11,000円 約40頭 6月下旬 48.0% 6.1%
5位 DMMドリームクラブ 2000口 ~3,300円 0円 約13頭 8月下旬 48.7% 2.6%
順位 クラブ名 勝負服 募集口数 月会費 入会金 年間募集頭数 募集開始時期 近3年勝ち上率 近3年重賞馬率 新規枠 実績制度 母優制度 紹介制度
6位 社台サラブレットクラブ 40口 3,300円 33,000円 約90頭 6月上旬 46.6% 3.8%
7位 ロードサラブレッドオーナーズ 500口 2,750円 11,000円 約30頭 11月下旬 47.4% 2.0%
8位 ノルマンディーオーナーズクラブ 400口 1,100円 11,000円 約45頭 10月下旬 33.9% 0.8%
9位 ウインレーシングクラブ 400口 2,000円 20,000円 約35頭 8月上旬 37.4% 2.0%
10位 G1サラブレットクラブ 40口 1,650円 33,000円 約55頭 6月上旬 37.5% 1.3%

各クラブのメリットやデメリットもあり、また個人個人予算感や重視するポイントも異なってきますので各クラブの特色を把握した上で実際に入会するクラブを選んでみてください。

1位・キャロットクラブ

募集口数と募集方法

キャロット 募集方法

全23あるクラブから第一位としたのはキャロットクラブ。レイデオロリスグラシュー、現役ではエフフォーリアレシステンシア等がおり、日本を代表するノーザンファーム生産馬が中心となっています。

全400口の募集で一口3.5万円~数十万円と幅広い予算感に対応しており、尚且つ勝ち上がり率58.4%重賞馬率7.1%は全クラブ中1番の数値です。

クラブの大きな特徴は2つあります。

1.母馬優先制度

2.バツの付与

母馬優先制度は通称アワブラ(Our Blood)と言われ、出資した牝馬が繁殖牝馬となり産駒がクラブで募集されてときに優先して出資出来るシステムで、200/400口が対象です。出資していた愛馬の仔にまた出資しやすいのは嬉しい制度です。

バツの付与は『最優先落選歴』といい、最優先票で申し込んだ馬が人気があり抽選で漏れた場合、翌年の最優先票にはバツがつきます。通称バツ1といい、前2年最優先が落ちればバツ2となります。

抽選方法は、バツ2最優先票→バツ1最優先票→最優先票→一般票→新規票の順番に出資者を決定しますので、バツを持つと抽選ではかなり有利になります。

近年人気クラブになりすぎて2021年の募集でも抽選は激化しましたが、それでも実際にこれから一口馬主を始める方には真っ先にオススメしたいクラブです。

新規参入のポイント

新規入会には票読みが必須

全クラブの中で1番新規入会する難易度が高いのがキャロットクラブです。上記の通り新規票の取り扱いは最後、つまり既存会員で400口埋まらなかった馬のみ出資出来るチャンスがあるのですが、ここ2年はおおよそ全体の10%程度の馬しか対象がおらず尚且つ事前にどの馬が対象馬かは分からないので、これに関しては中間発表から票読みをするしかありません。当サイトでも掲載しましたが、初心者のうちはネットで挙げられているものを参考にするのが良いでしょう。

1年目は「良いなと思った馬には出資は出来ない。入会する為に人気がない馬を選ぶ」と割り切る事が大切です。

新規会員の最優先落選はバツが付与されない

新規会員でも最優先馬を選べますが、新規会員の場合は最優先馬が落選しても翌年バツは付与されませんのでご注意ください。

2年目以降の出資イメージ

2021年では一次満口率はなんと100%!2022年度募集以降もこの盛況ぶりは変わらないでしょう。

初年度に関しては上記の通り人気にならなそうな馬から選ぶ戦略でしたが2年目以降も、申し込む馬は大多数が抽選となるはずです。

最優先票で1頭は確保、一般票では3~5頭申し込んでようやく1頭が当たる。私の実体験と照らし合わせてもそんなイメージで、人気故に頭数を確保するのが困難なクラブです。

参考

2021年度1次募集:9月1日~9月7日

募集頭数:92頭(中央88頭地方3頭)

 

2位・サンデーサラブレッドクラブ

募集口数と募集方法

名実ともにトップのサンデーサラブレッドクラブが第2位。競馬ファンなら大舞台でよく目にする勝負服かと思いますし、毎年クラシックにも出走しています。

近年のダービーでも圧倒的な実績を誇り、オルフェーヴル(11年)ディープブリランテ(12年)ドゥラメンテ(15年)シャフリヤール(21年)と輩出しています。

ち上がり率57.9%、重賞馬率3.5%はともに一口馬主クラブの中ではトップクラス。

ランキングは2位としたのは、40口のクラブの為予算的に許される人が限られてしまう点で、2021年の平均募集価格は3891万円、一口97万円が平均とかなり高額です。

上記の図の通り、30/40口が実績順(過去4年で出資合計額が多い人順)になっている為、毎年ある程度の額出資をしないと有力馬への出資は困難です。

10/40口は通称ラッキーナンバーと呼ばれる方式の抽選となっています。ラッキーナンバーとは会員番号の下1桁の数字が、その年のラッキーナンバーと合致すれば当選というものです。

サンデー ラッキーナンバー

当選確率は10%という事になりますので期待度は低く、私自身も入会してから4年間一度もラッキーナンバーは当たってません。

また社台サラブレッドクラブとは同クラブ的な扱いで、月会費/出資実績/入会金等が同一として取り扱われます。

(例えば月会費はサンデーのみ入会でも、サンデーと社台に入会していても3,300円)

キャロットクラブと比べると金額的なリスクとリターンは格段に増えるのでハイリスクハイリターンを狙うならば、サンデーサラブレッドクラブが最適解と言えます。

新規参入のポイント

新規参入3つのアプローチ

募集される40口のうち新規枠は設けられておらず、新規入会する為には以下の3つのアプローチが考えられます。

①中間発表を見て満口にならなそうな馬から選ぶ

募集期間中に人気具合の中間発表があるので最終的に40口集まらなそうな馬から選ぶ、つまり無抽選の人気がない馬での入会を狙う方法です。

21年募集では90頭募集され、一次募集では57頭が40口以上の申込みがありました。一次満口率は63.3%なので、残りの36.7%の馬へ申し込めば無抽選で出資、会員になる事が出来ます。

②良いと思った馬でラッキーナンバー狙い

新規入会の際は出資馬が未だいない状態でも、仮の会員番号が付与されます。

前出のラッキーナンバーでの抽選にも参加出来るので、10%の確率に賭けるという事です。

もし抽選に外れて1頭も出資しなかった場合には本会員にはなりませんので、入会金や月会費など費用は発生しませんので、翌年も同様にラッキーナンバー狙いも出来ます。

③社台サラブレッドクラブに入会し実績を積む

社台サラブレッドクラブ≒サンデーサラブレッドクラブと同クラブ的な扱いなので「過去4年の出資合計額」は社台&サンデー合算して算出されます。

私の場合も以下のパターンでした。

新規→社台で150万出資

2年目→サンデーで90万出資

2年目は「150万」の実績を持っているのでサンデーの申込みの際少し有利になり無事出資出来ました。

後述しますが社台サラブレッドクラブはサンデー程人気は集まらないので比較的新規でも入会しやすいです。同クラブ的な扱いという点を活かした方法です。

2年目以降の出資イメージ

30/40口を占めるのが実績枠で、過去4年の出資額が多い順に出資者が決定されていくので2年目以降もある程度実績を積んでいかないと、いつまでも人気馬への出資は困難です。逆にお金を積めば積むほど選択肢は増えてきます。

人気馬は第一希望で埋まってしまいますので、実績をいくら積んでいても「サンデーで人気馬へ出資できるのは第一希望の1頭のみ」と覚えておいてください。このあたりはこの後紹介するシルクホースクラブとは違う点ですね。

入会審査とは?

クラブ公式には「未成年の方の入会はお断りしております。また出資にふさわしくないと判断される方は、入会をお断りする場合があります」とだけ記載があり審査基準は明記がありません。

申込み書に借入金を書く欄があるわけでもないので、個人的な推測としてはさほど厳しくはないと思っています。

参考までに私が2018年に入会した際は、年収600万程度で、クラブから特に質問などもなく、普通に入会できたと記憶しています。

紹介制度を活用

人気クラブの中では珍しく紹介制度も設けており、紹介を「した側」「された側」双方に5,000円分のQUOカードがプレゼントされます。(出資が決まった時点でカウント。抽選で外れ出資出来なかった場合は対象外)

知人で社台やサンデーに入会されている方がいれば是非活用してください。

いらっしゃらなければ筆者の私がご紹介しますので、ラッキーナンバー狙いで結果外れても構わないですしお気軽にお問い合わせフォームからお伝え下さい。

参考

2021年度1次募集:6月7日~6月24日

募集頭数:90頭

 

3位・シルクホースクラブ

募集口数と募集方法

シルク 募集方法

3位に選んだのはシルクホースクラブ。キャロット、サンデーと同様ノーザンファーム生産馬が中心のラインナップで勝ち上がり率55.0%は1位2位に僅差で続きます。

歴代最強牝馬の呼び声高いアーモンドアイも輩出しており、ここまでの3クラブ(キャロット、サンデー、シルク)が一口馬主クラブでは各種高水準であり文句なしにBIG3でしょう。

同クラブの募集口数は1/500口でキャロットよりも多少予算をかけずに始められます。

募集方法については200/500口が抽選枠で、1頭だけ「抽優馬」を選び200口を超えた場合抽選となります。新規会員でも既存会員と同じ土俵での抽選になります。

300/500口が過去3年の出資額が多い順に出資者を決める実績制度となっております。

新規参入のポイント

都市伝説 1頭入魂なら当たる!?

新規会員でも抽優馬を選ぶ事が出来ますし、一般票でも何頭も申し込む事が可能です。

しかし一般票は申し込まず、抽優馬1頭のみ申し込む「1頭入魂」の作戦です。

クラブとしては新規会員を入れて月会費は欲しい所なので、1頭のみ申込むと当たりやすいという半分は都市伝説ですが、割と界隈で有名な話で実際に仲の良い知人はこれで見事当選していました。(しかもそれがオーソリティで見事重賞勝利)

自身の予算感に合っているか

キャロット、サンデーと比べて「1頭入魂」の作戦も含めて新規でも入会しやすいのがシルクですが、入会後は厳しい実績額勝負が待ち受けています。

2021年度の募集における必要実績をグラフにまとめてみました。

シルク 2021 実績

募集馬の半数以上が必要実績100万円以上、平均して毎年33万円以上の予算はかけないと有力馬への出資は困難な状況で、抽優馬以外は実績がないと1頭も取れない方も多くおり、逆に実績が300万以上かけている会員さんは抽優馬を使わなくともほとんどの馬へ出資できるという図式になっています。

これから一口馬主を始めるにあたって毎年数十万と出資に回せるのであれば、キャロットクラブよりマネーパワーを活かせるのでオススメです。

に年間1頭、2頭で予算をかけずに楽しみたいと思っている方は、実績が積めない分全力では推奨出来ません。

参考

2021年度1次募集:7月26日~8月6日

募集頭数:74頭

 

4位・東京サラブレッドクラブ

募集口数と募集方法

東サラ 募集方法

4位に東京サラブレッドクラブ(以下、東サラ)。代表馬はレッドファルクスレッドディザイア等がいます。

長らく「レッド」の冠名でお馴染みでしたが数年前から牝馬は「ルージュ」と冠名が変更になっている東サラではノーザンファーム、社台ファームの生産馬が中心になっています。クラブ全体での勝ち上がり率は48.0%と上位3クラブから数字を落としますが、重賞馬率の6.1%は高水準と言えます。

キャロットクラブ同様、母馬優先制度も採用。それでも新規枠が40口あるので新規参入はしやすいクラブと言えます。

独自ルールとして「1000口ルール」があり、募集開始から10日程の期日で申込み総数が1000口を越えた馬は募集が締め切られ、即抽選が行われるというものです。

2021年を例にすると6月21日から7月6日が一時募集期間でしたが、6月30日が1000口ルールの締切日でした。その際は41頭中10頭が1000口となっていた為、ノーザンファーム育成馬を中心とした人気馬への申込みは1000口ルールの期日までに第一希望馬を選ぶ戦略が良いでしょう。

新規参入ポイント

1000口ルール期日までに第一希望申込み

先の例で6月30日の1000口ルール締切日には10頭が対象馬となり募集締切となりました。募集締切になるとせっかくの新規枠40口が活用出来なくなりますので、よほど人気薄な馬に申し込む場合でなければ期日までに申込みを済ませましょう。

2年目以降はややシビア

初年度は新規枠が大きな助けになりますが、2年目以降はキャロットのようなバツ付与やサンデー・シルクのような実績制度もない為、上位人気馬への申込みは優劣の無い完全抽選です。当然落選する可能性があり、落選した場合は他馬へ第一希望を回す事も出来ませんのでこのあたりはシビアに感じます。

一口馬主市場全体の活性化に伴い東サラの人気も右肩上がりですので、キャロットやシルク程ではないにせよある程度の抽選が待っています。

参考

2021年度1次募集:6月21日~7月6日

募集頭数:41頭

5位・DMMドリームクラブ

募集口数と募集方法

DMM 募集方法

第5位は2017年に新規参入したDMMドリームクラブ。当初は全10,000口募集という斬新な登場で、クラブの代表馬ラヴズオンリーユーも当初の10,000口募集の馬でした。しかしこの超大口は全く流行らず、現在の2000口募集へ変更となりました。

これまで紹介した4クラブとは異なり1/2000口とローリスクローリターンであり、1頭の最大出資口数も5口なので大損も大儲けもしにくいクラブと言えます。

全2000口先着順となっており、これまで紹介した4クラブと比べると即満口にはなっていないので「出資したい馬には出資出来るクラブ」です。当たり前のようですが昨今の一口馬主市場ではなかなか貴重。(2021年の募集開始時刻はアクセス多数でサーバーダウンがしたようですが、満口にはならなかった模様)

バイヤー系のクラブですのでノーザンファーム生産馬の取り扱いはあるものの、その価格設定はやや高めです。

DMM.com証券がバックボーンなので「総合証券口座」の中に金融商品「DMMバヌーシー」があるという独自の特徴を持ち、配当を貯めて株も買う事が出来ます。「だからどうした」と言われればそれまでではあり、特別なメリットではないでしょう。

入会金無料なのは地味に嬉しいポイント。

新規参入ポイント

キャンペーンは最大限に活用

多くの業界へ事業展開しているDMMですから販促活動も活発で様々なキャンペーンを実施しています。

バヌーシー キャンペーン

2021年10月時点のキャンペーン

例えばこの8月から募集されている「2020年産募集馬のキャンペーン」は以下の通りキャッシュバックをしています。

購入月に応じたキャッシュバック

8月~9月に購入→45%キャッシュバック

10月~12月に購入→30%キャッシュバック

1月に購入→15%キャッシュバック

早く買えば買うほどお得ですので、買うのであれば最大限キャンペーンを活用しましょう。

低予算で楽しむならオススメクラブ

1頭の最大口数は5口なので1/400口換算という事になります。400口募集クラブのキャロットクラブでは上限が5口なので1/80口換算や、2口出資して1/200換算など配当面でも期待する事は可能ですが、DMMではMAXで1/400口、1口出資なら1/2000口ですから最初の出資金も月々の維持費も安価に楽しむこととなります。別の記事でも触れましたが、一口馬主ではほとんどの方が赤字という厳しい現実ですから、大損も大儲けもないDMMで予算をあまりかけずに楽しむのも良い手です。大きな配当の夢はないですが現実的で一番賢い選択かもしれません。

参考

2021年度1次募集:8月10日~

募集頭数:14頭

6位・社台サラブレッドクラブ

募集口数と募集方法

社台 募集方法

本家と呼ばれるのがこの社台サラブレットクラブ。ノーザンファームの台頭によりサンデーサラブレッドと立場は変わってしまいましたが歴史は古く、ジェニュインやステイゴールド、ハーツクライやネオユニヴァースなど数えきれない程のG1馬を輩出してきた名門クラブです。

40口の内訳はサンデーと同様ですので説明は割愛しますが、サンデーよりも社台の方が人気は集まりづらく低実績でも選べる馬も多いです。

勝ち上がり率は46.6%。サンデーが57.9%なので差をつけられてますが、重賞馬率で見ると社台3.8%でサンデー3.5%なので意外にも社台が近3年のアベレージでは上です。ただG1勝利は2017年のオークス(ソウルスターリング)以来遠のいています。

サンデーサラブレッドクラブの紹介にて既出ですが、社台&サンデーは月会費や出資実績等、同クラブ的扱いとなっています。

新規参入ポイント

21年満口率は18.6% 初年度から選びやすい

2021年は86頭中募集され、一次募集で40口以上応募があった馬が16頭でした。満口率は18.6%と約8割の馬は新規入会時でも抽選なく出資する事が出来ますので、比較的初年度から好きな馬を選びやすいクラブといえます。(ちなみにサンデーは満口率63.3%)

サンデーへの布石にもなる

過去4年の出資実績には社台とサンデー合算の出資額で算出されます。

1年目は社台で出資して、2年目や3年目に実績を積んだ状態でサンデーへの出資を目論むのも戦略としてはありかなと思います。

紹介制度を活用

サンデーと同様人気クラブの中では珍しく紹介制度も設けており、紹介を「した側」「された側」双方に5,000円分のQUOカードがプレゼントされます。(出資が決まった時点でカウント。抽選で外れ出資出来なかった場合は対象外)

知人で社台やサンデーに入会されている方がいれば是非活用してください。

いらっしゃらなければ筆者の私がご紹介しますので、ラッキーナンバー狙いで結果外れても構わないですしお気軽にお問い合わせフォームからお伝え下さい。

参考

2021年度1次募集:6月7日~6月24日

募集頭数:86頭

7位・ロードサラブレッドオーナーズ

 

募集口数と募集方法

ロード 募集方法

7位はロードカナロアで知られるロードサラブレッドオーナーズ、非社台系の一口馬主クラブでの最上位としました。

「ロード」と「ダノン」を支えるケイアイファームが生産の母体となっています。

非社台のメリットと言えるのが「好きな馬に出資出来る事」でしょう。抽選になる馬も数頭いますがキャロットやシルクのような大抽選会にはならず、現実的な当選確率が望めます。

また募集馬の平均価格2000万円台と安価であり、1/500口とローコストで始められる点や高水準の10%ポイント付与など細かなメリットがあります。

近3年の勝ち上がり率は47.4%とノーザン系上位3クラブには劣るものの4番手グループの数字。ノーザン系が主として力を入れていない短距離やダートのカテゴリでの活躍も目立ちます。

最優先票の取り扱いはなく、全て平等な票となっています。

新規参入ポイント

初年度はほぼ選び放題

50/500口が新規枠として設けられているので初年度であればほぼ選び放題と言えます。(2020年度の募集では1頭のみ50口を超える申込みがあった模様も熾烈な抽選ではなかったと予想されます)

「ダノン」へモヤモヤ!?

母体となっているのが生産牧場ケイアイファームですが、生産された馬の中から「この馬はロードで募集」「この馬はダノックス」と言った具合に仕分け方法は明らかにされていませんが、分けられます。

近年ダノックスからはダノンプレミアムやダノンスマッシュのG1馬が輩出されていますが、一方ロードからはロードカナロア以来G1馬は誕生していません。

これが意図的かどうかは推測の域を出ませんが、結果からは「ダノックスへデキの良い馬を回しているのでは」とモヤモヤを抱えている会員さんの声も散見されています。

2年目以降の出資イメージ

昨今の一口馬主ブームの中心にいるのは「ノーザンファーム」で、ノーザンファーム生産や育成の募集馬がどのクラブでも人気の中心にいます。ロードでは既出の通りケイアイファーム生産が中心であり、人気状況で言えば募集馬が2歳になっても残口がある馬が半数はいる現状

その為「気になる馬はもう少し育成状況を見守って順調そうなら出資する」という様子見が可能なクラブです。

2年目以降でも450/500口の会員枠でゆとりを持って選んで楽しめるクラブと言えます。 

参考

2020年度1次募集:11月10日~11月25日

募集頭数:33頭

8位・ノルマンディーオーナーズクラブ

募集口数と募集方法

ノルマンディー 募集方法

2020年無敗での牝馬3冠や世紀のジャパンCに出走したデアリングタクトで知られるノルマンディー。岡田スタッドが母体となっているクラブです。

募集口数は40口、400口とありますがそのほとんどが400口で募集されています。

近3年の勝ち上がり率は33.9%と低い数字ではありますが、募集額以上に賞金を稼いだ「募集額超過馬率」では一口馬主DBのサイトを見ると、毎年30%を超えており高水準と言えます。

これはノルマンディーの平均募集額が1000万円台で他クラブより圧倒的に安価である事と、レース数をノーザン系のクラブよりも使ってくれるという特徴によるものでしょう。ただこれには毎月の委託維持費が計上されておらず「募集額超過馬率」=黒字率ではないので注意が必要です。

月会費の安さも1100円と業界では最安値レベルです。

G1や重賞級の馬の輩出率はその分かなり低いですが、条件戦でコツコツ頑張ってくれるクラブであり、私の知人でも入会している人も結構います。

新規参入ポイント

セカンドクラブにはオススメ

ノルマンディーは特徴として出資金や月会費が少ないので経済的な面もありますが、一口馬主としてG1や重賞を勝つという「夢」を追いかけるにはやや実績に乏しいです。(G1馬は歴代でデアリングタクトのみで、近3年の重賞馬率は0.8%)

愛馬のG1や重賞制覇を目標にするのであれば、メインに重賞馬狙いでノーザン系クラブに所属し、出走機会の確保などでセカンドクラブにするのが個人的にはオススメです。

口数調整方法には注意

他クラブではオールオアナッシング方式の抽選(5口申し込んで抽選だった場合、5口当選orハズレとなる)を採用していますが、ノルマンディーでは抽選になった際に複数口で申し込んだ場合は1口に口数調整させられ、より多くの人数が当選する方式となっています。

ノルマンディーもデアリングタクトの登場で加熱し、有力馬は抽選になる程の人気クラブになってきました。有力馬へ複数口出資するのは口数調整が入る為難しく、他のクラブのような5/400口の複数口出資は困難です。出資のレートは1/400口になると考えておくのがベターです。

参考

2021年度1次募集:10月8日~10月19日

募集頭数:30頭

9位・ウインレーシングクラブ

募集口数と募集方法

ウイン 募集方法

海外G1を2勝したウインブライトやG1 2着が4度あるウインバリアシオンなどコンスタントに活躍馬を出すウインは自家生産とセリで仕入れた馬がラインナップに並びます。

珍しいのが全400口のうち100口はクラブ側が保有するという点。募集がかかるのは300/400口となります。

内訳も1番複雑ですので上記グラフを参照下さい。

績枠は100口と門戸が狭く、人気馬では過去3年実績が軒並み100万円を超えています。

ウイン 2021 実績

21年度一次募集満口馬の必要実績

 

もう1点珍しいのが、任意の馬のみ出資契約を解約出来る事。他クラブでは任意の馬のみ解約する事は出来ず、クラブを退会か全馬出資継続しかないのですが、ウインでは可能との事。出資した愛馬ですから、解約というのはしたく無いものですけどね。

ポイント還元は一次申込みで一括払いなら10%と高水準です。

新規参入ポイント

絶妙な20口という新規枠

口数上限は1頭につき4口で、新規枠は20口なので「デキが良いからこの馬に申し込んで出資出来ればウインに入ろうかな」という層は一定数いるでしょうから、人気馬は当たるか当たらないか絶妙な抽選になりそうです。

実績枠を狙うなら資金は結構必要

21年の一次募集では24頭中10頭が満口(300口を超える申込み)がありました。

既出の画像の通り必要実績は100万円~257万円なのに対し、一口価格は3~7.5万円。

複数口出資しないと到底届かない数字ですので、2年目以降の立ち回りを考えた際に意識したい点です。

参考

2021年度1次募集:8月3日~8月13日

募集頭数:24頭

10位・G1サラブレッドクラブ

募集口数と募集方法

G1 募集方法

最後に紹介するのが、社台グループでは最も新しいG1サラブレッドクラブ(以下、G1サラ)は追分ファームを母体に2010年に設立されたクラブです。

社台グループの一口馬主クラブの中では募集価格の平均が2000万円台と1番リーズナブルな設定ですが、近3年の勝ち上がり率は37.5%とやや見劣りします。

40口の募集方法や内訳はサンデー&社台と同様で10口はラッキーナンバー方式の抽選枠、30口は実績枠となっています。

注意したいのはラッキーナンバーと過去4年出資実績はサンデー&社台と同一ではなく、G1サラ単独でのラッキーナンバー・出資実績が適用されます。

サンデー&社台は同一クラブ的な取り扱いだったのに対しG1サラは独立されています。

会費が1650円と相場以下なのは嬉しい点。

2021年の一次募集では、社台よりもG1サラの方が満口となった馬が多く、人気も右肩上がりのクラブです。

新規参入ポイント

有力馬はラッキーナンバー狙い

2021年度は一次募集終了時20/62頭が満口になり抽選となりました。

馬体や血統の目立つ有力馬に関しては抽選になってしまうクラブですので、それらの馬に申込むなら可能性の低いラッキーナンバー抽選となってしまいます。

より確実に出資するのであれば、中間発表で票読みを行い満口にならなそうな馬へ申込みが必要です。

参考

2021年度1次募集:6月7日~6月24日

募集頭数:62頭

 

最後に

ご覧いただきました通り各クラブ特色があり、予算感や重要視するポイントによって合う合わないがあるでしょう。私の知人にも「今の現役馬が引退したらこのクラブは退会する」と話す方が沢山、本当に沢山います。

もちろん「これが正解」というものはないのですが、各クラブの特徴を理解した上で、初年度だけでなく2年目以降の出資イメージをしながらクラブ選択を行う事を推奨します。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

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