ブルメンダール障害OP勝利!!箱根パワー

「会員の皆さま、おめでとうございました。所々ヒヤッとするところはあったものの、それでも上手に対応してくれましたね。馬もジョッキーもさすがでした。ジョッキーは“先生の指示の通り、位置を気にしすぎず、あくまでも馬のリズム重視でと心がけていました。踏み切るのが近くなったり遠くなったりとまだ雑な面はあるのですけれど、それに合わせて上手に大きく飛んだりして思わずカッコいいなぁと感じちゃいましたね（笑）。それ以前に、今回は返し馬から具合がとても良いな、行儀も良いなと思わせてくれました。これまで丁寧に作ってきたのだなと感じましたし、良い時に声をかけていただきました。その他の課題点と言えば、直線で手前を替えなかったことでしょうか。おそらく馬が来ればバンッと替えてくれるのでしょうが、強いて挙げればそのあたりも今後より良くなればいいなと感じました”と言っていましたよ。調教の段階から具合の良さは感じていましたが、今日はちょうど涼しくなったことも良かったでしょうね。暑いままだと気持ちが入りやすい馬なだけに消耗度合いも違ったことでしょう。ジョッキーが言うようにまだ課題が多くこれからの馬ですが、ここでも結果を出してくれたのはとても嬉しいですね。ご声援ありがとうございました」（国枝師）　

障害転向時から飛越センスが高いと言われていましたが、それでもまだ粗削りな面があるのは否めません。飛越とはまた別ですが前走は福島のバンケットで躓きリズムを崩したことに尽きる一戦で、まずまずの実績を残すことができている中山に舞台を戻して巻き返したいと思っていたところパートナーを怪我で欠くことになってしまいました。しかし、伴騎手、西谷騎手の支えもあって、これまで積み上げてきたものをレースでもしっかりと出すことができ、見事に勝ち切ることができました。まだ５歳と若い馬でもありますし、まずは無事に、そしてまたいい走りを見せてもらえたらと願っています。この後についてはレース後の状態を慎重に見極めてから検討していきます。

西谷騎手「全くのテン乗りでした。国枝師と簑島騎手に話を聞きました。返し馬でコンタクトを取り、行儀の良い馬だと思いました。ポジションは考えず、リズム重視で集中力を切らさずに運べました。遊びながら走っている感じで、外に他の馬が来たらもうひと伸びできたと思います。良いときに乗せてもらえました」