母父ダイワメジャーが重賞初制覇!巻き返しなるか 出資馬選びのポイント

3月5日、阪神競馬場で行われたチューリップ賞(G3)でナミュールが勝利し、母父ダイワメジャーとして中央の重賞初制覇を果たしました。

これまで一口馬主で出資馬を選ぶ際、母父ダイワメジャーと言えば失礼ながらかなりの減点材料としていましたが、同じようにダイワメジャー肌を敬遠がちな方も少なくないかと思います。

何故ここまで母父ダイワメジャーは敬遠されているのか、そして一口馬主目線で出資の際のポイントなどを考えてみたいと思います。

 

母父ダイワメジャーはAEIが低空飛行

「種牡馬ダイワメジャー」と言えば10年連続リーディングサイアーTOP10に入り、2015年2歳リーディングサイアーではディープインパクトを抑えて1位にも輝いた事もあり安定した戦績を残しています。

しかし「BMSダイワメジャー」としてはずっとリーディング圏外。昨年に初めて20位に入っただけ、と低迷しています。

 

初めて20位以内に入ったBMSリーディングの内訳を見てみます。

1.00を越えれば平均以上の成績となるアーニングインデックス(以下AEI)では、リーディング上位馬は軒並みAEI1.00を超える中、母父ダイワメジャーのAEIは0.77とイマイチ。

出典:JRAホームページより

 

2021年以前の数値を見ても母父ダイワメジャーのAEIは1.00以下の低空飛行で推移してますので、データで見ても母父ダイワメジャーは出資馬を選ぶ際にはネガティブな材料と言えます。

 

出資馬選びで意識したいポイント

①父ハービンジャー×母父ダイワメジャーは理屈的にも狙える

母父ダイワメジャーが走らない理由のひとつとして、ダイワメジャーが主張されると筋肉が硬くなってしまう所でしょう。

ダイワメジャー

ダイワメジャー自身も骨格がガッチリとしていて筋肉質

 

冒頭のナミュールは父がハービンジャー。

ハービンジャー産駒は繋ぎの緩さが欠点として出る事が多いですが、これが雄大な筋肉を誇る母父ダイワメジャーと上手くフィットした形となり、お互いの欠点を相殺しているのだと思います。

父ハービンジャー×母父ダイワメジャーの組み合わせはサンプルこそ8頭(出走済み,記事投稿時点)と少ないですが、勝ち上がり率50%と上々の数字。緩さと筋肉質が上手く噛み合いニックスになりうる組み合わせです。

同じ理屈で言うと、ジャスタウェイがその父ハーツクライ譲りの緩さを産駒に遺伝されている傾向があるので、父ジャスタウェイ×母父ダイワメジャーも面白いかもしれません。ただサンデー3×3となるのでそれは諸刃の剣とも言えますが。

 

②出資のツボは安馬でダート馬狙い

母父ダイワメジャーでソートした獲得賞金上位20頭を主戦場別に色分けしてみます。

ダート 短距離 その他
馬名
ショウナンナデシコ オルフェーヴル
バーニングペスカ パイロ
ロードアクア ロードカナロア
ヴェスターヴァルト ノヴェリスト
ナミュール ハービンジャー
アルサトワ ルーラーシップ
ジョエル トーセンブライト
シトラスノート ロードカナロア
バールドバイ Dubawi
ボンオムトゥック クロフネ
グランオフィシエ キングカメハメハ
ソングオブザハート マジェスティックウォリアー
アルバーシャ アドマイヤムーン
ブルームスベリー ハービンジャー
ジョーパイロライト パイロ
オレデイイノカ サウスヴィグラス
ストライプ ルーラーシップ
リュクスウォリアー マジェスティックウォリアー
パストーソ フリオーソ
タイソウ モーリス

ダート・8頭(40%)
短距離・4頭(20%)
その他・8頭(40%)

母父がリーディング上位種牡馬にして、ダートを主戦場としている馬が多いのが分かります。

ここからは一口馬主目線になりますが、各馬の父に注目してみると「その他」に分類されている父は種付料の高い種牡馬名が並びますが、「ダート」に分類されている馬の父らは比較的種付料の安い種牡馬の名が並んでいます。
父の種付料が安いという事は、比例してクラブ馬の場合は募集価格も安くなるので、ダートを意識できる父の募集価格が安価な馬というのが出資の際に意識したいポイントです。

逆にリーディング上位種牡馬×母父ダイワメジャーの組み合わせになると、前項で挙げた父ハービンジャーは狙っても面白そうな組み合わせですが、キンカメ系などの種牡馬では打率(AEI)が低いのに募集価格は高くなりやすいのでリスクが上回る印象です。

 

③父ロードカナロア父ルーラーシップなどのキンカメ系は鬼門

統計データを調べてみると、キンカメ直仔の種牡馬×母父ダイワメジャーでは勝ち上がり率が低調なことが分かります。

母父ダイワメジャー
条件 頭数 勝上がり率
父 無条件 256頭 30%
父 ロードカナロア 23頭 30%
父 ルーラーシップ 21頭 24%

母父ダイワメジャー全体の勝ち上がり率が30%なのに対し、種付け料の高いロードカナロアをつけても勝ち上がり率は同じ30%、ルーラーシップをつけると24%キンカメ系種牡馬は相性が悪いと言わざるをえません。

追い打ちをかけるようなデータですが、母父は無条件としての種牡馬別の勝ち上がり率を見てみます。

種牡馬別勝ち上がり率
父名 頭数 勝上がり率
ロードカナロア 746頭 42%
ルーラーシップ 741頭 39%

父ロードカナロア×母父無条件では42%の勝ち上がり率を誇るのに対し、母父にダイワメジャーをもってくると30%に下がります。
同様に父ルーラーシップでも39%→30%と勝ち上がり率は低下、相性の悪さが伺えます。

これからはレイデオロ×母父ダイワメジャーも出てくると予想されますが、この傾向を見ると出資に前向きにはなれないデータです。

 

まとめ

母父ダイワメジャーという、ややニッチなテーマについて考察をした結果のまとめです

母父ダイワメジャーまとめ

・母父ダイワメジャーはAEIが低く、減点材料になる。

・ハービンジャー×ダイワメジャーは互いの欠点を相殺出来るので狙い目

・ダート種牡馬×ダイワメジャーは募集価格も落ち着きやすく面白い

・キンカメ系×ダイワメジャーは勝ち上がり率低くリスクの方が大きい

ダート種牡馬×母父ダイワメジャーは、ノーザン系一口馬主クラブでは募集がかかる事も少なそうですが、見かけた際は注目してみたいと思います。

 

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