毎年人気が右肩上がりでドラフトも激化しているキャロットクラブ。今年も春シーズンを終えた段階でレイパパレが大阪杯を制し、エフフォーリアは無敗で皐月賞を優勝しました。馬主リーディングでも2位と絶好調なクラブの募集についていくつか事前にチェックしてみたいと思います。
目次
1.募集スケジュール
クラブからも公表されておりますが、募集スケジュールをおさらいします。
要点だけをまとめると
8月24日(火)カタログPDF版と募集馬動画を公開
8月26日(木)測尺、予定育成牧場を公開
9月1日(水)一次募集開始
9月3日(金)第1回中間発表
9月6日(月)第2回中間発表
9月7日(日)17:00募集締め切り
9月17日(金)募集結果通知
こんな所でしょうか
9月3日の第1回の中間発表ですが、昨年は1回目の中間発表までに土日を挟み25%の申込み状況でしたが、今年のスケジュールは募集開始からたったの2日での中間発表となっていますので、ここでの中間発表は本当に参考程度くらいにしといた方が良さそうですね。
9月6日、2回目の中間発表で票読みという事になりそうです。
2.今年からの変更点
・申込み書の配布が完全中止
コロナ禍や自然災害等による配送遅延で申込書がクラブへ到着しない事を考慮して、との事で申込み書の同封が無くなりましたが、昨年は希望者はクラブへ電話すれば申込み書が貰えましたが今年からは完全にネット申込みとなったようです。
既存会員ではほとんどの方がネットでの申込みをしてるでしょうし、SDGs、エコが推進される昨今良い変更ですよね。
これにより新規の方も仮パスワードのような物が発行されるかも知れません。
公式ホームページに新規の方は今年も郵送と書いてありましたね(;一_一)新規はもうかなり狭き門になっていますが、2回目の中間発表を見ないで郵送しないと締切に間に合わないので、さらに新規冷遇のシステムですね。
・DVD配布の中止、撮影時期が直近に
※以下公式ホームページより引用
募集馬動画について、本年度募集よりDVDの配布を廃止し、クラブホームページでの配信に集約させていただきます。これにより撮影時期を繰り下げることが可能となり、より直近の募集馬の姿をご覧いただけることになりました。また、動画の構成や画質についても見直しを図り、常歩のスロー映像等を採用するなど、より出資のご検討にお役立ていただけるよう、仕様の変更を行います。
これについては賛否両論ありそうですよね、DVD派の方も一定数いらっしゃるでしょうし。本家の社台、サンデーでは今年もDVDの送付はありました。ただ常歩のスロー映像は非常にありがたいです。私はいつも自分の端末でスロー再生をしてたので、一手間なくスロー映像が見れるのは嬉しい変更です。
3.2020年度募集サマリー
キャロットクラブ2020年度の募集結果をまとめました。個人的に集計したものなので、誤差がある可能性もございますのでご承知おき下さい。
※地方所属予定馬は含んでおりません。
スゴイ人気ですよね。
満口率は98.82%、中央所属馬ではただ1頭ベルロワイヤルの19のみが残口ありでした。
(ちなみにベルロワイヤルの19は1歳時故障しファンドは解散、返金となっています)
クラブ最大の特徴である母馬優先制度ですが、2019年度募集から母馬優先募集馬>非母馬優先募集馬と比率が逆転しましたが、2020年度募集も募集当初は、母馬優先募集馬44頭>非母馬優先募集馬42頭とやはり母馬優先の馬が多くなりました。
×2抽選の馬は不在で、×1抽選も7頭となってます。最優先落選制度の権力はさすがといった所です。
4.今年の注目ポイント
・シーザリオのラストクロップが牝馬で募集
今年急逝したクラブの大看板シーザリオの最期の産駒が募集されます。
シーザリオ×ロードカナロア(牝)
サートゥルナーリアの全妹にあたりますし、ラストクロップという事で相当な人気になりそうです。
競走激化しているOurBlood枠ですが、この血統ですし1勝でも挙げれば母優先権も得られる気もします。
・2大巨頭なき初めての募集
ディープインパクト、キングカメハメハがこの世を去り早2年。今年の募集馬ラインナップにはこの偉大なる2頭の名は無く。
やはりこの2頭の名がなかった今年のサンデーの募集でも上位人気は多彩な父が並んでましたね。
今まで番手に甘んじてきた種牡馬達ですが、クラシックを始め世代重賞では強大な2頭の産駒がほぼ不在となれば、産駒の活躍の場が広がります。本命不在と言われている次世代のリーディング争いですが、エピファネイア、ロードカナロアの産駒が最右翼の立ち位置です。
一口馬主の世界でも最大級の参加人数であろうキャロットクラブの募集。年々欲しい馬への出資するのが難しくなってますが、読んでいただいている皆様のご武運を祈ります。
※キャロットクラブ様より情報転載の許可をいただいております。