※2022年度募集より募集ルールの改訂がありました。最新の情報は下記の記事よりご確認ください。
私がキャロットクラブに入会したのは2017年。当時は今ほどの盛況ではなかったので、1次募集は全落選→1.5次募集で新規入会ができました。
しかし近年のキャロット募集では下記グラフのように満口率が高く、ポイントを抑えて申込まないと入会すら難しいのが現状です。
知人から2020年度募集時に「キャロットに入会したい」と私に相談があった際、全面強力の元なんとか知人は入会ができました。
新規入会が難しいと言えど、しっかりとポイントを抑えて申し込めば入会を果たす事も可能です。
この記事では険しき道のキャロットクラブ新規入会に向けて、要点や抑えておくポイントを紹介しています。
目次
次の募集はいつ?
Answer
2022年9月上旬頃
新規入会の場合は前もって資料請求が必要になります。1ヶ月程前から資料請求ができるので忘れないようにしましょう。
狙い目の馬とは?
既存会員の余りにしか出資できないのが新規申込み票になります。
既存会員の票が集まりづらいのは、以下のような特徴があげられます。
◆非ノーザンファームの馬
ノーザンファーム生産・育成馬が人気があり、追分ファームや白老ファームの馬の方が相対的には人気がありません。
◆高額馬
目安としては一口あたり15万以上の馬は高額になり、票数を集めにくい要素となります。逆に人気の価格帯は3000万円前後です。
◆馬体や測尺に欠点がある馬
一般的に欠点や敬遠されやすい要素としては
・極端に小さい、大きい
・管囲が細い
・遅生まれ(5月以降)
・母高齢(16歳時出産以降あたり)
・馬体バランスが悪い
このあたりが代表的なところです。
◆地方所属馬
2021年度募集では地方所属馬も一次で満口となりましたが、それでも中央所属馬と比べると票は集まりづらいです。
これら既存会員が敬遠しがちな要素が、いくつか重なっている馬は新規申込みの狙い目の馬といえます。
新規入会の3つの重要ポイント
ここからが1番重要なポイントであり、これから新規入会を考えている方には絶対に知っておいて欲しいポイントになります。
1. 初年度は「入会目的」で馬選び
新規入会の際は「自分が出資したい馬」という目線では馬選びをしないのが賢明で、「入会目的の馬選び」と割り切って考えてください。
入会目的の馬選びとは、先程の狙い目であげたような既存会員が敬遠するような馬を選ぶ事や、複数口出資もできれば避けるべきでしょう。
既存会員で人気になる馬と比べると、新規でも出資できる馬は相対的に活躍する確率は低い傾向です。
本当に欲しい馬への出資や、2口3口といったような複数口は2年目以降に既存会員として行った方が無難といえます。
2. 中間発表を見て申込み。都内23区なら迷わずバイク便
中間発表とは?
募集期間中にクラブからどの馬に何口の申込みが来ているか発表されます(募集開始中2回~4回程度、最新情報が公表)
新規入会の為には人気がない馬を選ばないといけないので、中間発表は新規入会の為にも重要な情報となります。
セオリーとしては中間発表で名前が挙がっていない「不人気馬」を選ぶ事のが定石です。
ここで新規入会のポイントとなるのがタイトなスケジュール。例えば2021年の募集スケジュールをみてみると
・9月6日(月)夕刻 最終中間発表
・9月7日(火) 17時までに申込書クラブ必着
1番最新の中間発表を見て申込む場合は夜に申込書郵送→翌日クラブに必着しないといけません。(既存会員になるとネットで申込みできる)
この必着という点がネックとなり、申込書を最終中間発表の前に郵送される新規会員が多いとされています。
※ちなみにクラブへ直接申込み書を持ち込む事も禁止とされています。
通常のポストに投函するとこのスケジュールはほぼ不可能ですが、バイク便を使えば可能です。
例えばバイク便マッハ50という所に頼んだ場合、都内23区在住の方であれば880円~1650円で、当日発送&当日着が可能なようです。
これくらいの料金であれば個人的には最終中間発表を見て申込みをする一択に感じます。
ソクハイでのバイク便で調べてみても、東京23区以外の方に関しても数千円~可能、大阪からでも1万円以内で送れるようです。
このあたりは費用もかかりますが、年に1度の新規入会のチャンスですから、最終中間発表を見るお金と割り切って払うのもアリかと思います。
※配送の時間や料金など詳細は各業者様に事前にお問い合わせください。
3.複数頭申込みをするべき
最後の中間発表を見て名前が記載されていない馬に申込みをしても、ピンポイントで1頭を狙って当選するのは難しいです。
イメージとしては4頭~5頭申込みをして1頭当選する、という形で申込みを行うのがベターでしょう。
5頭申し込んで、全頭当選する事はほぼあり得ません。
詳しくは次項でのシミュレーションで後述しています。
2021年度募集で新規入会シュミレーション
実際に2021年9月に行われたキャロットクラブ募集で、新規入会を成功させるにはどんなパターンがよかったのでしょう、シュミレーションしてみましょう。
◆2021年募集スケジュール
◆自分が新規入会の立場ならどの馬に申し込むか?
私ならバイク便を活用し、最終中間発表を見て申込みを行います。自身は千葉県在住ですが、万全を期すなら東京まで出向いてバイク便に集配にきてもらうでしょう。(配送料も安くなるし)
最終中間発表では9頭の馬が名前が挙がっていませんでした。その中で先ほど挙げた「狙い目の馬とは?」に該当する下記4頭を私なら申し込むかな、と思います。
2.コケレールの20(1口15万円と高額)
42.フォトコールの20(1口20万円、馴染みのない父(クオリティロード)、厩舎不人気)
61.フォトコールの20(白老ファーム)
88.キャヴァルドレの20(1口12.5万円とやや高額)
特に要素の多い42.フォトコールあたりに最優先を私なら使いますかね。
◆募集結果(新規対象)
2021年度募集では合計で12頭の馬に新規入会のチャンスがありました。
先ほど申し込んだ馬が黄色くなっている馬です。
新規最優先で抽選だった7頭 |
①2.コケレールの20 →最終中間発表で名前無し、1口15万と割高 |
②31.クローバーリーフの20 |
③42.フォトコールの20 →最終中間発表で名前無し、×馴染みのない父(クオリティロード)で高額の1口20万、厩舎不人気 |
④85.カニョットの20 →白老ファーム |
⑤88.キャヴァルドレの20 →最終中間発表で名前無し、悪癖(旋回癖)あり |
⑥89.ブリトマルティスの20 →地方馬 |
⑦91.ネオフレグランスの20 →地方馬 |
新規一般で抽選 |
⑧16.シュピッツェの20 →社台ファーム、小柄 |
⑨18.バイラオーラの20 →最終中間発表で名前無し |
⑩35.ビットレートの20 |
⑪48.ホットスウェルの20 →小柄 |
⑫84.グリューヴァインの20 →最終中間発表で名前無し |
先ほど自身で申し込んだら...のパターンに当てはめると42.フォトコールが新規最優先抽選、他3頭は落選という事になりますね。
この新規最優先なら比較的当選確率は高そうに感じます。
このように複数頭申し込んでも全頭当選する確率はかなり低いですので、やはり複数頭申し込むのがセオリーです。
まとめ
・次回は2022年9月上旬が募集時期。8月の資料請求を忘れずにしましょう。
・新規入会で狙い目となる馬
◆非ノーザンファームの馬
◆高額馬
◆馬体や測尺に欠点がある馬
◆地方所属馬
・重要ポイント3点
1.入会目的する事を目的とした馬選び
2.中間発表をみてから申込み。都内在住ならバイク便がオススメ
3.複数頭申込みをする
一口馬主クラブで新規入会が一番難しいとされるキャロットクラブですが、ポイントを抑えればこれからでも入会する事は可能ですので、募集の際はぜひ本記事を参考のひとつになさっていただければと思います。