11月14(日)に阪神競馬場で行われる黄菊賞(2歳・1勝クラス・芝2000m)に愛馬のグランディアが出走する。
以前の記事にも書いた通り、例年少頭数となる黄菊賞で今年も6頭立てとなった。
予想オッズ(netkeiba参照)
人気 | 馬名 | 騎手 | 予想オッズ |
1 | グランディア | 藤岡祐 | 1.8 |
2 | ジャスティンパレス | ルメール | 2.3 |
3 | サウンドクレア | 松山 | 5.2 |
4 | モズタンジロウ | 戸崎 | 11.6 |
5 | メイショウゲキリン | 池添 | 16.5 |
6 | ニホンピロクレール | 国分恭 | 32.9 |
昨年と同様阪神2000mで行われる1戦。同コースはスタンド前発走で、スタート後に坂を登り、ゴール前に再度坂を超える内回りコース。
少頭数も相まってスローは濃厚で、直線ヨーイドンとなりそうだ。
5頭立てだった昨年は全馬ほぼ一団の展開の中、ハービンジャー産駒のクインズラベンダーを、ドゥラメンテ産駒のアドマイヤザーゲが決め手比べを制した。
決め手比べを考えると人気を分けるジャスティンパレス、サウンドクレアは強敵になりそうだ。
ジャスティンパレスの父はディープインパクト。母父は英や北米でG1を3勝したRoyal Anthem。母父としては日本では登録馬が6頭でジャスティンパレスの兄姉のみというマイナー血統。ただその中でも先週のアルゼンチン共和国杯に出走したアイアンバローズを輩出している。
母系は欧州色の血統で、Royal Anthemは3歳春に英国でデビュー。3歳4歳5歳とそれぞれの年にG1勝率を挙げている。
ジャスティンパレスの兄姉も中距離以上での実績が目立つので、キレが最大の売りタイプではなく、新馬戦で見せたような好位からスッと前に出る競馬で持ち味が出そう。
余力もあった新馬勝ちだが、5頭立てでは能力ジャッジは未だ憶測の域。
ルメールの継続騎乗という点では脅威ではあるものの、ディープ産駒だからといってグランディアとの決め手勝負に優劣があるかというと、正直現時点ではそこまで怖い印象は少ない。
決め手の点でいうとサウンドクレアの方が怖さはある。
3/4同血となる半姉サウンドキアラも瞬発力に秀でたタイプで、重賞を3勝している。
勝ち上がりを決めた前走ではレースの上がりを1.3秒上回る鬼脚で差し切り勝ち。
少頭数でスローの今回は折り合いも鍵になりそうだが、まともならジャスティンパレスより脅威に個人的には感じている。
グランディアは早くから川田騎手の継続騎乗が出来ない事が分かっていた分、藤岡佑介騎手が何度か調教に跨ってくれたのは好材料。
1週前にCWで一杯に追い、83.5 - 67.3 - 51.6 - 37.6 - 11.5をマーク。
陣営の口ぶりからも前走以上の好気配と成長を感じ、仕上がりは万全。
カギとなりそうなのは折り合いで、ディアデラノビア×ハービンジャーの全兄3頭中2頭が去勢されており、本馬も気性面の問題は川田騎手からも指摘を受けている。
スロー必至の今回は道中しっかりと我慢し、前に馬を置く展開、できればジャスティンパレスを見て競馬をするのが理想に感じる。
1勝クラスに照準を合わせた以上、賞金加算には1着が求められ、青写真であろうホープフルS出走に向けて是が非でも結果を出してもらいたい。