今年の3歳(2023年クラシック)の牡馬牝馬の3冠は全て一口馬主クラブ馬が制しました。
皐月賞 | ソールオリエンス |
社台TC | |
募集価格6000万円 | |
日本ダービー | タスティエーラ |
キャロット | |
募集価格2800万円 | |
菊花賞 | ドゥレッツァ |
キャロット | |
募集価格4000万円 |
桜花賞 | リバティアイランド サンデーTC 募集価格4000万円 |
オークス | |
秋華賞 |
ザッと過去30年を調べてみた所、クラブ馬が牡牝3冠を全て制したのは恐らく史上初の記録。世界No1ホースのイクイノックスも一口馬主クラブ馬ですし、本当に日本競馬を席巻していますね。嗚呼こんなスターホース、いつか出資をしてみたい...(切実)
とはいえ中央馬主と違って、特段敷居のない一口馬主ですからこれらの馬は、私でも、いやむしろ誰でも出資できた可能性はあった訳です。
という事で今年のクラシックを沸かせた各馬は募集時に人気があったのか、新規会員でも出資が出来たのか、簡単に振り返ってみたいと思います。
ソールオリエンス
母 | スキア |
父 | キタサンブラック |
クラブ | 社台TC |
募集価格 | 6000万円 |
一口価格 | 150万円(全40口) |
募集時人気
第一希望では無抽選
出資方法
既存会員→第一希望で申し込めば確定
新規会員→第一希望で申し込めば確定
ソールオリエンスことスキアの20は募集時に全然人気なかったんですね。カタログ写真はなかなか良く見えますので、ここまで票が伸びなかったのは150万の高価格で未知のキタサンブラック産駒という点でしょう。
今でこそ種牡馬での地位を確立したキタサンブラックですが、この募集時期は初年度産駒が走る数か月前、スタミナ色が強く半信半疑な世間の種牡馬評価でした。さらにサンデーよりも票が集まらない社台での募集という事もあって、新規会員でも第一希望で申し込めば出資できたんですね、いやあ新規で入ってそうそうこんな名馬に出資できたら最高ですね。
タスティエーラ
母 | パルティトゥーラ |
父 | サトノクラウン |
クラブ | キャロットクラブ |
募集価格 | 2800万円 |
一口価格 | 7万円(全400口) |
募集時人気
(母馬優先枠)母優先+バツ無し最優先抽選
(一般抽選枠)バツ無し最優先抽選
出資方法
既存会員→最優先申込みで抽選に当選
新規会員→不可
ますは新規会員についてですが、「新規冷遇」で知られるキャロットクラブでは、既存会員の申し込みで余った馬のみ新規会員に出資チャンスが発生します。既存会員で抽選となったので新規会員にはノーチャンスでした。
既存ではバツ無し最優先抽選とそこそこ人気がありました。私はどんな評価をしてたのかなあと見返してみると、「◎〇▲△×」の5段階評価で、血統〇・馬体▲という印が残っていました。うーん、うーん
ドゥレッツァ
母 | モアザンセイクリッド |
父 | ドゥラメンテ |
クラブ | キャロットクラブ |
募集価格 | 4000万円 |
一口価格 | 10万円(全400口) |
募集時人気
(一般抽選枠)一般抽選
出資方法
既存会員→最優先申込みで確定or一般申込みで抽選に当選
新規会員→不可
タスティエーラ同様に新規会員にはノーチャンスでした。
既存では一般抽選と平均的な人気。私自身の評価を例によってと見返してみると、血統×・馬体〇という印...血統バツとつけている、恥ずかしい。
リバティアイランド
母 | ヤンキーローズ |
父 | ドゥラメンテ |
クラブ | サンデーTC |
募集価格 | 4000万円 |
一口価格 | 100万円(全40口) |
募集時人気
第一希望では91票
出資方法
既存会員→過去4年出資実績で当選or抽選(ラッキーナンバー)で当選
新規会員→抽選(ラッキーナンバー)で当選
リバティアイランドは募集時に89頭中12番目の人気になっていました。馬体はずば抜けて見栄えはしていませんが、母ヤンキーローズは豪G1の勝ち馬のドゥラメンテ産駒、厩舎も中内田厩舎という事で字面の時点でかなり強いですよね。
番外編
イクイノックス
母 | シャトーブランシュ |
父 | キタサンブラック |
クラブ | シルク |
募集価格 | 4000万円 |
一口価格 | 8万円(全500口) |
出資方法
既存会員→抽優で当選or過去3年出資実績2,63,000円
新規会員→抽優で当選
世界ナンバーワンホースのイクイノックスはシルクの募集馬。やや胴が詰まっているようにも見えますが、前後の筋肉量は見栄えがしますね。
過去3年出資実績は約263万と年85万を出資ですからライトに一口を楽しんでいる層にはなかなか高い壁です。
私自身は非会員ですが、シルクでは新規会員でも抽優馬(最優先申込みのようなもの)で全馬にチャンスがあるので新規には門戸が広いクラブです。「よし一口馬主初めてみよう!」と思い立ったその年にこのような名馬にも巡り合える可能性がある訳ですから良い環境です。ただシルクは2年目以降が実績がないと実質抽優の1頭のみが当落上にいく票になるので、その点新規冷遇のキャロットは実績がない分2年目以降はライト層でも楽しみやすいクラブです。
まとめ
どれでも良いから出資したかった!(なにそれ