一口馬主に興味がある、これから始めたいという方に向けた本音の一口馬主クラブおすすめ比較ランキングです。
なんせ今や23クラブもありますから、初心者の方は迷ってしまいますよね。
結論はコチラの3クラブが基本の選択肢、言うならば一口馬主クラブの【BIG3】でしょう。
とは言え予算感や価値観、セカンドクラブを決めるのにも他のクラブを知っておく事も重要です。
ここでは各クラブの知っておくべきポイントや注意点をこれから始めたい方向けに詳細を解説、一部私の収支も記載しております。
一口馬主おすすめランキング
比較一覧表
1位・キャロットクラブ
ポイント
バツ付与システムと母馬優先制度で長く楽しめるクラブ。幅広い予算感に対応し、募集馬も上質。新規入会が鬼門。
リーディング常連ノーザン系クラブ
キャロットクラブは馬主リーディングで14年連続TOP3入りのクラブで会員数も多く高い支持を集めています。
募集馬はノーザンファーム生産馬が中心で、23年のダービー馬タスティエーラを輩出するなど募集馬の質も上質で、文句なしにおすすめできるクラブです。
「45,000円を1口」や「数十万を5口」など幅広い予算感に対応している事も良い点です。
最優先票に落選歴(バツ)付与システムが◎
バツの付与は『最優先落選歴』といい、最優先票で申し込んだ馬が人気があり抽選で落選した場合、翌年の最優先票にはバツがつきます。通称バツ1といい、前2年最優先が落ちればバツ2となります。
抽選方法は、バツ2最優先票→バツ1最優先票→最優先票→一般票→新規票の順番に出資者を決定しますので、バツを持つと抽選ではかなり有利になります。実績を積まなくても人気の良血馬に出資が出来る優良なシステムです。
長く楽しめる母馬優先制度
母馬優先制度は通称アワブラ(Our Blood)と言われ、出資した牝馬が繁殖牝馬となり、産駒がクラブで募集された際に優先して出資出来るシステムで、200/400口が対象です。出資していた愛馬の仔にまた出資しやすいのは嬉しい制度です。
入会するのが一苦労
間違いなく全一口馬主クラブの中で、入会する時に1番苦労するクラブでしょう。
新規入会は、既存会員のみで行われた1次募集で売れ残った馬にのみ出資が出来ます。
しかも売れ残った馬でさえ、新規入会希望者の中から抽選となります。
新規入会時のポイントは下記の記事でもまとめてますので、参考にしてください。
>>2023年度キャロットクラブ新規入会チャレンジ ポイントや注意点
収支公開
参考までに私の2023年の収支を記載しておきます。
配当合計:+619,963円
新規出資:▲430,554円
維持費計:▲264,164円
合計:▲74,755円
年間収支の詳細は下記の記事にも記載しています。
総評
とにかく新規入会チャレンジだけは苦労しますが、一口馬主は長い趣味としてやるものです。2年目以降は母優とバツ付与システムが軸となり、かなり楽しみやすいクラブですので、文句なしに1番おすすめのクラブです。
ここが難点、というポイントを挙げるなら、最優先票以外の一般票での申込みに関しては抽選になる馬が多く、何頭当選するか正確には読めないので予算を事前に組むのが難しい点でしょう。
推奨できる点は他にも多々あり、はホームページのUIも他クラブより評価も高いですし、広報紙のWINNER投稿も楽しめるポイント。
2位・サンデーTC/社台TC
ポイント
馬主リーディングの頂点。40口募集のハイリスクハイリターンで配当は夢のような額。新規入会はしやすい。
※理由は後述しますが、ここでは便宜上サンデーサラブレッドクラブと社台サラブレッドクラブを1つにまとめています。
7年連続馬主首位の日本を代表するクラブ
サンデーと言えば目下7年連続馬主リーディング1位。シルクに高額獲得賞金のイクイノックスやアーモンドアイが居ても1位の牙城は崩れなかった程の最高峰のクラブです。サンデーはノーザンファーム生産馬が中心、社台は社台ファーム生産馬が中心となっています。
40口で夢もリスクも絶大
多くのクラブが400口500口の大口募集ですが、こちらは40口。当たり前ですが馬代、月々の経費などかかる費用は1/400の馬10頭分。走らなかったリスクも大きい反面、賞金も大きいです。例えばキャロットクラブでG3を勝利しても配当は約7〜8万程度ですが、40口では新馬戦を勝つだけで15万前後の配当があります。まさにハイリスクハイリターンですね。
クラブ | 平均募集額 | 一口あたりの価格 |
キャロット | 3641万 | 91,025円 |
サンデー | 4130万 | 1,032,500円 |
平均価格でも一口100万円超。気軽に出資できる金額ではないですね。
会費は合計3000円。合同募集で選択肢が多い
サンデーと社台はそれぞれ別のクラブではあるものの、費用面などでは同一クラブ的に扱われています。
例えば月会費は2クラブ合計で3000円+税なので、サンデーと社台にそれそれ出資馬がいる場合はサンデーの月会費1500円、社台の月会費1500円の費用となったり、入会金もどちらか1クラブにのみ支払いになります。
また、募集時もサンデー&社台の合同募集となり、どちらのクラブの馬でも申込みが可能になっています。その為例えばキャロットであれば募集頭数が約90頭に対し、サンデー90頭&社台90頭の合計180頭前後の選択肢がある事になります。その頭数もあってか満口にならない馬もいるので、新規入会は中間発表の票数を見極めれば比較的容易です。
社台ファーム産が躍進
ノーザンファームの牙城は揺るがないものの、社台ファームや外厩先の山元トレセン等の関連施設の改修の効果か、近年ではスターズオンアース、ソールオリエンス、アスクビクターモアなど大舞台での活躍が目立ちます。
外厩先について
ノーザンファーム生産(主にサンデー・キャロット・シルク)
→ノーザンファーム天栄(関東馬)
→ノーザンファームしがらき(関西馬)
社台ファーム生産
→山元トレセン
実績勝負は青天井
全40口中、30口は「過去4年の出資合計額が多い順」に出資者が決定します(残り10口は抽選)。いっぱいお金を使ってる人が有利という事ですね。
この出資合計額には社台オーナーズでの購入金額も換算され、噂ではセリでの金額も換算されるとかされないとか。とにかくこのクラブの高実績の会員さんは桁外れなのです。
ちなみに10口の抽選は通称ラッキーナンバー制度と言われており、単純計算では10%の当選率で渋いです。
収支公開
参考までに私の2023年の収支を記載しておきます。
サンデー
配当合計:+357,478円
新規出資:0円
維持費計:▲380,945円
合計:▲23,467円
社台
配当合計:+165,072円
新規出資:0円
維持費計:▲32,822円
合計:+132,250円
年間収支の詳細は下記の記事にも記載しています。
総括
その予算の高さで層を選ぶので2位としましたが、リーディングやデータ面でトップはサンデーサラブレッドクラブでしょう。
過去4年の出資額で高い実績がないと上位人気馬に出資できない点がデメリットとは言えます。もちろんラッキーナンバーで抽選にかける手はありますが、単純に10%の当選確率、9割は外れてしまうので貴重な第一候補をそれに賭けるのは勇気がいるものです。(実際私も一度もラッキーナンバーに該当した事はありません)
それでも180頭前後の選択肢もあり、私のような200万~300万前後の低実績者でも半数以上の馬は実績で取れますから、個人的にはそこまでデメリットには感じていません。
ある程度予算をかけられる方はキャロットよりも、サンデー&社台がおすすめと言えます。
こちらの記事でもサンデーについて解説しています。
3位・シルクホースクラブ
ポイント
歴史的名馬を輩出したBIG3最後の1角。新規でも入会しやすいが、2年目以降実績制度とどう付き合うかはポイント。
歴代獲得賞金ワンツーの名馬を輩出
G1を9勝した名牝アーモンドアイ。その獲得賞金額を塗り替えたイクイノックス。日本競馬歴代の獲得賞金ランキングのワンツーをシルクから出しています、凄い。
アーモンドアイの仔に出資がしたいなら、現状シルクに入る他ないでしょう。
出資実績を積むと人気馬に複数出資可能
サンデー&社台と同様に実績制度があり、「過去3年出資合計額」が多い順によって出資者が決定されます。
実績を積める人にとっては良血馬、人気馬に出資しやすいクラブと言えます。
低実績は人気馬への出資が困難
逆に毎年数万円〜10万円程度の出資額では実績が低い部類となりますので、良血馬や人気馬への出資方法は抽優(1頭のみ選べる優先権)を使って、抽選で当たるかどうかになります。
これにより1年に1頭も出資が出来なかったり、低実績でも出資出来そうな馬から選ばざるを得ない会員さんもいますので、ご自身の予算感がシルクへ入会するかどうかの重要なポイントと言えます。
新規会員でも抽優馬を選択できる
上記の抽優は新規会員でも使う事が出来るのはこれから始める人にとってメリット。
ちなみに半分は本気、半分は都市伝説ですが、新規会員で1頭だけ申し込むと抽選で当たりやすいという話があります。
抽選で落としてしまうと、入会にならないのでクラブとしては「月会費」が取れなくなりますからね。真実かは分かりかねますが、信じて1頭入魂で申し込むのは割とアリな戦略だとは思ってます。
総括
全500口中、300口が過去3年出資額の多い順に出資者を決める為に、サンデー以上に実績を積むと人気馬へ出資しやすいクラブです。
2023年に「1会員で10頭までの申込み」という新ルールが出来たとは言えその構図は大きくは変わりません。
「年間1.2頭、予算は10-20万円」と考えている方は実績制度のクラブでは人気馬へ出資しづらいと言えます。
500口募集で、キャロット(400口)と双璧のノーザン系クラブですが、両者の違いは顕著にあるのでそこを理解した上で検討されてみて下さい。
4位・東京サラブレッドクラブ
ポイント
ノーザンF、社台F産が募集馬の中心で母馬優先制度も有り。東サラ×ノーザン産はデータ上で優秀。
募集馬はノーザンF、社台F産が中心
募集馬の8割程はノーザンF、社台Fの生産という事で馬質のレベルも水準以上と言えます。
特筆すべきデータは東サラで募集されたノーザンF産の成績。キャロット、サンデー、シルクのノーザンF産と比べると以下のようなデータでした。
※ノーザンファーム産の成績
クラブ | 平均募集額 | 勝上がり率 | 重賞馬率 |
キャロ | 3817万 | 46.2% | 4.7% |
サンデー | 4280万 | 57.4% | 6.0% |
シルク | 3436万 | 46.8% | 4.2% |
東サラ | 3721万 | 50.8% | 6.3% |
な、なんと天下のサンデーよりも、キャロットよりもシルクよりも重賞馬を輩出する確率が高いではないですか!勝ち上がり率もサンデーに次ぐ50%越えの好成績。ノーザンファーム産は人気にもなりやすいですが、狙う価値はあるデータですよね。
母優先制度は有り、実績制度は無し
キャロット同様に母馬優先制度があり、200/400口が優先枠です。実績制度はありませんので色々な予算感で楽しめますね。
2023年に募集システム改変
従来は「新規枠」として40口ありましたがこれは廃止。キャロットと同じように既存会員の一次募集後に未だ残口がある馬から申込みをする形となりました。初年度の会員さんにはネガティブな変更です。
既存会員は今時驚きの先着順!と発表されましたが案の定サーバーダウン。結局中途半端に抽選となりました。24年以降はどういった募集になるか公式発表を待つばかりです。
総括
2023年の先着募集の騒動は外から眺めていましたが、当の会員さん達は大変そうでした。他にもカタログ表紙で「サラブレッド」のブレッド(BRED)のスペルが、パンのブレッド(BREAD)となっていて「パン屋さんだwww」となにかと賑わす、どこか抜けていて、個人的には憎めないクラブです。
2023年募集は新規枠・1000口ルール・第一希望制度などが廃止されました。長く楽しむ上で募集方法が確立していないのは困るので、まずはそこでしょう。
ただ実績制度は導入されないと思いますので、優先権のない平等な抽選システムであれば人気馬へ出資も可能です。母優先制度もあるのも長く付き合いやすいポイントですね。
5位・DMMバヌーシー
ポイント
1/2000で費用を抑えて、一口馬主をローリスクローリターンで健全に楽しめる。
費用を抑えて楽しむなら最適解クラブ
1/2000口と大口クラブで、直近の募集馬で言うと一口9000円〜募集されており最大50口まで出資は可能。
一口馬主は9割の会員が赤字と言われている世界なので「リターンは求めず一口馬主を費用を抑えて楽しむ」には最適解クラブとも言えます。
ネックはその会費で800円から保有口数によって変動しますが、4口以上は3520円と割高です。
バイヤー系なので募集価格は高め
平均募集価格は5343万円と全クラブで最高値です。(参考:サンデー4130万、キャロット3641万、シルク3366万)
バイヤー系クラブなのでセリで仕入れ、当然仕入れ価格以上の募集価格となりますので必然的に高くなってきます。
良血馬にも出資が出来る
費用はかけないと言っても馬質の低いクラブでは長く楽しみづらいものです。DMMはセレクトセール出身のノーザンF、社台F産が募集馬が多く良血馬も多数います。
マンガでわかるDMMバヌーシー
公式サイトに大まかな流れを説明したマンガがありますのでご参考までに。
総括
おすすめのDMMとの付き合い方は
①一口馬主は儲からないので趣味と割り切り、費用をあまりかけずにDMMで楽しむ。
②メインクラブは他に持ち、セカンドクラブとして付き合う。
賢い一口馬主との付き合い方は①を選ぶべきかもしれません。もちろん配当の夢はないですが、大負けのリスクもありません。私なんて新車のプリウスが買えるくらいは負けています(汗)
②のように配当の夢を追いかけるのは他クラブにして、費用をかけずに愛馬の出走機会を増やす為に入るのもありだとは思います。
BCを勝った名牝、ラヴズオンリーユーの仔に出資できるのもこのクラブだけでロマンはありますよね、まあ高すぎますが(募集総額1億8000万)
尚、クラブ加入にはDMM証券の証券口座開設が必要です。
6位・ノルマンディー
ポイント
安い月会費とマイナー種牡馬へ出資できる楽しみ。セカンドクラブにもおすすめ
業界最安値の月会費
保有口数に関係なく1,100円(税込)の月会費は業界最安値で、これは長く続けていく上で強みです。セカンドクラブとしてでもありがたい点。
マイナー種牡馬のラインナップ◎
ノーザン系一口クラブではなかなかお目にかかれない種牡馬が沢山、マニア心をくすぐります。例えば直近の募集馬ではディーマジェスティ、ウインブライト、ロゴタイプ、モズアスコットなど。現役時好きだった馬の仔が見つかるかも知れません。
重賞勝ち馬率は低い
名牝、デアリングタクトを輩出した事でも知られるクラブですが、相対的には重賞の勝ち馬率は低めです。冒頭にBIG3と称したクラブと比べると以下の通りです。
キャロ | サンデー | シルク | ノルマン | |
重賞馬率 | 4.3% | 5.5% | 3.9% | 0.8% |
直近5世代の成績を見ると245頭中で重賞勝ち馬は僅かに2頭、100頭に1頭も重賞勝ち馬がいないとなると、やはりメインクラブにするには少し寂しい数字ですよね。
太い口数が持ちづらい
抽選になった際に多くのクラブではオールオアナッシング方式の抽選ですが、ノルマンは口数調整となります。
口数調整では当選人数が多くなるようになるので、抽選になるような人気馬は複数口出資が難しくなります。
総括
数年前に、好きだったメイショウボーラーの産駒が募集されており入会検討をした事がありました。私は5口出資希望でしたが抽選になりそうで、クラブに電話しましたがやはり口数調整になりそうとの事で断念しました。
ノーザン系クラブでない分レース数を使ってくれる事や、3歳未勝利戦が終わった後の未勝利馬でも地方転入や格上挑戦など長くチャレンジしてくれたりする特徴もあります。
月会費が安いのは嬉しい点ですし、好きなマイナー種牡馬が居たら募集価格も安いですから裏街道を楽しむ(失礼)セカンドクラブにするのも有りですね。
7位・G1サラブレッドクラブ
ポイント
追分ファーム産が主体の40口クラブ。平均募集価格が安めだが、成績指標は一枚落ちる。
平均募集価格が安いのが魅力
第3の40口クラブで、追分ファームが募集馬の中心。平均募集価格が安いのは1/40口なら尚更良い点です。
クラブ | 平均募集価格 | 一口価格 |
サンデー | 4130万 | 1,032500円 |
社台 | 3255万 | 813,750円 |
G1 | 2646万 | 661,500円 |
月会費が2024年4月に値上げ
元々の月会費は1650円と水準より安いのがメリットでしたが、2024年4月から3300円と水準の価格となりました。これなら社台&サンデーで良いよね、と思ってしまいます。
他40口と比べると長打率は低調
他40口クラブのサンデーと社台との長打力、ここでは3勝以上を指標として見てみます。
クラブ | 3勝馬率 | 重賞馬率 | G1勝馬率 |
サンデー | 14.4% | 6.0% | 2.6% |
社台 | 11.5% | 4.6% | 0.7% |
G1サラ | 8.0% | 1.4% | 0.4% |
サンデー>社台>G1サラの順に長打力が落ちている事が分かります。
総括
値上げ後の月会費3300円は決して高くはないのですが、同価格なら社台&サンデーに入るのが無難でしょう。
その上でG1サラの立ち位置を考えます。
①40口で夢を見たいが、サンデー&社台は高すぎる。平均募集価格も安いG1サラでチャレンジ!
あくまで平均募集価格ですが、直近5世代ではサンデーの約60%程度の価格ですので費用を少し抑えて40口のチャレンジは出来ます。
②サンデー&社台で出資をしている方の40口のセカンドクラブ
社台&サンデーで高実績な方でも、実績が適用されるのは第一希望だけですのでシルクの様に多頭数人気馬に出資できる訳ではありません。
資金が潤沢で40口で頭数も多く出資したい方は②のようにG1でも実績を積んで世代の良血馬に出資している方もいます。
ちなみにサンデー&社台と同時期に募集はされますが、合同募集では無い為実績はG1サラ単独で換算されます。
クラブを決める際のNG行動
ココに注意
例えば1月に「一口馬主始めてみたい!」と思い立ったとしましょう。しかしその時期にはキャロもサンデーもシルクも募集時期ではなく、残口はありません。
「でも最初は走らなくても良いからとにかく1日でも早く一口馬主になりたいんだ!」と、その時に募集中の馬がいるクラブを選んで出資する事はオススメ出来ません。
基本的に良い馬は一次募集で満口になる事が多いのです。表現は悪いですが、残口有り=売れ残りと覚えておきましょう。
新しいクラブに入ると、2,3世代は出資してしまうのが常ですから、クラブに入会すると退会までに数年はかかるものだと認識しておく事も大切です。
しっかりクラブを検討してから、意中のクラブの新規会員募集時期を待つのがベストです。
実際知り合いに勧めるなら?
まず大前提として金融商品・投資として検討していたら止めますね。笑 新NISAで360万/年を非課税で投資できるのですから証券を買いましょう。その目線で言うならば一口馬主は間違いなく「投資」ではなく「投機」です。
それでも「競馬をもっと楽しみたい」「馬券にささげるお金を一口にささげたい」という知り合いがいたら、基本的にノーザンファーム系主要3クラブ、キャロット・サンデー・シルクの3択でおすすめします。実際に私の会社の社労士さんも興味を持たれていたのでキャロットを勧め入会されました。
費用的にはサンデー>シルク>キャロットの順に考えるのが妥当だと思いますので、その方の予算感に沿って選ばれると良いのかなと思います。
「え?400口のキャロットより500口のシルクの方が費用かかるの?」と勘のいい方は思ったかと思います。
確かに1頭あたりの価格は口数が多いシルクの方が安くはなりますが、シルクは実績制ですのである程度の人気馬に出資する為には実績が必須です。対してキャロットは実績制はなく、最優先票が落選しても翌年有利になるので予算をかけなくても人気馬に出資する事が出来ます。
この点から予算感としてはサンデー>シルク>キャロットと認識しておく事をおすすめします。
セカンドクラブが欲しい場合には、前出3クラブの他に東サラ・DMM・ノルマンからチョイスして組み合わせるのも良いかと思いますし、費用は最小限に一口馬主ライフを楽しみたいのであれば、DMMで1/2000口を数頭だけ持つのも良いと思います。ランキングに入っていないクラブなら広尾、インゼル、ウイン、ロード、グリーンあたりが私の周りでは入会されている知人もいます。
所属クラブの例
私の友人・知人がどんなクラブに所属しているかだけ参考程度に記載しておきます。
私
2クラブ
キャロット
サンデー&社台
Aさん
2クラブ
キャロット
シルク
Bさん
2クラブ
キャロット
東サラ
Cさん
8クラブ
キャロット
サンデー&社台
シルク
東サラ
ノルマン
G1サラ
広尾
インゼル
Dさん
2クラブ
キャロット
グリーン
こう見るとキャロットは皆さん入ってますね。馬質も予算感の広さも募集システムも本当に良いクラブだと思います。
安い金額の趣味ではないですから、これから始める方は十分にクラブの特徴を理解した上で入会を検討されてみてくださいね。