【22年募集ルール改訂】キャロットクラブ新規入会方法

2022年7月12日

20を超える一口馬主クラブの中でも、1.2を争う実績のキャロットクラブ。
以前キャロットクラブの新規入会に向けての記事を書きましたが、それを覆す程の募集ルール改定が2022年6月1日に発表されました。

新規入会を希望される方にとっては厳しい改訂内容ですが、その分新規入会への戦略としてはシンプルに。また厳しい改訂とは言え入会出来る可能性がゼロとは言い切れません。

方法はシンプルなので結論を先にお伝えすると

2次募集まで待つ→募集中の馬が居たら全馬に申込む

これだけです。 この記事ではルール改訂後のキャロットクラブへ新規会員を目指す方法やポイントなどについて解説しています。  

 

募集ルール変更の要点

2022年6月1日に発表された新規会員の取り扱いに変更点は以下の通りです。

  旧ルール 新ルール(22年度~)
1次募集 新規会員・既存会員 既存会員のみ
1,5次募集 新規会員・既存会員 既存会員のみ
2次募集 新規会員・既存会員 新規会員・既存会員

昨年までは新規会員でも1次募集参加の権利がありましたが、今年からのルールでは新規は1次も1.5次も参加権利はありません。

その変更点から1次募集が終了し、数頭が1.5次募集に回った際に「1次募集で思ったより頭数が取れなかったから、1.5次で申し込もう」という層の既存会員が申し込む事になるでしょう。 果たして新規会員が申し込める2次募集まで馬は回るのか...次項で見てみたいと思います。  

 

2次募集まで回ってくるのか?

ルール改定は今年からキャロットクラブで新規会員になろうと考えてた方や、昨年までに入会チャレンジに失敗された方にとっては悲報以外の何物でもないと思いますが、実際に新規会員になれる可能性=2次募集まで馬は回ってくるのか、を考えていきたいと思います。

まずは過去3年の募集結果を見てみましょう。黄色く色づけられた部分が新規会員でも出資の可能性があった頭数です。

  2021年度募集 2020年度募集 2019年度募集
募集頭数 90 90 86
A・既存会員満口 78 80 61
B・新規抽選 12 7 8
C・残口有り 0 3 17

この表でいうBの部分がルール変更により変化していく部分になります。

いままで「既存会員の申込み」「新規会員の申込み」と合わせて400口を超えていた事になり新規会員に抽選権はありましたが、新規は申込めなくなり、1.5次募集に回ります。  

 

新ルールでは1.5次募集で最優先落選した既存会員のみが申込み可能なので、ここでもある程度売れる事になりそうです。この1.5次募集で余った馬のみ新規会員にも申込み権利が発生します。

ここで新ルールを過去3年の募集結果に当てはめて想像してみたいと思います。あくまで数値は私の予想値になります。

  2021年度募集 2020年度募集 2019年度募集
募集頭数 90 90 86
A・既存会員満口 78 80 61
B・1.5次募集満口 10 5 6
C・2次募集へ 2 5 19

年々ドラフトは激化しているので2019年度募集を見ても希望的観測すぎるので、2021年度の募集を例にみると、既存会員で満口にならなかったのは12頭でしたが、そのうち1.5次募集で10頭前後は満口になるのではないかと思います、下手すればここで全馬満口かもしれません。

もしここで2頭でも3頭でも余れば2次募集で既存会員と新規会員が平等抽選で争う事となります。 新規会員目線ではもはや初年度は選馬は皆無であり、入会チケットを賭けて余っている馬全てに申し込む形にはなるでしょう。

こうみると一応新規入会の道は完全にゼロとは言えないかもしれないですね。もし2次募集に回ってきたら既存会員の票はそこまで殺到しないでしょうから、新規入会を賭けた大抽選会ですね。  

 

新規会員の入会方法

2次募集まで馬が回って来なければ新規会員の入会方法は地球の何処を探してもありません。

ただ前項の通り、個人的には数頭回ってくる可能性は残されていると思っています。
いざ2次募集が始まった際には、事前にカタログ請求をしていても、していなくても2次募集に申し込むことは可能です。

尚、カタログ請求する場合は、8月1日(月)~8月22日(月)となっていますので、希望される方はお早めにカタログ請求を済ませましょう。

クラブのホームページに新規向けのスケジュールが詳しく記載されているので、一読してみてください。

>>【2022年度1歳馬募集 新規入会受付スケジュールのお知らせ】 (22/7/13)

 

個人的には、事前にカタログ請求をしておく事をオススメします。

新規の場合は申込みの選択肢が限られますので、カタログで馬を選ぶ作業は不要ですが、次年度以降のドラフトの勉強・参考にとてもなります。

既に他クラブで一口馬主をされていて、1歳馬の馬体の良し悪しが分かる方であればカタログで勉強は不要かもしれませんが、私自身がそうであったように、初めて1歳馬の馬体を何十頭と並べられた時はみんな同じ馬に見えるはずです。

私は相馬眼に自信があるわけではないですが、ある程度の馬体の良し悪しは分かるようにはなってきました。これにはどんどん馬体を見る事が大切です。最初は馬体が分からなくてもカタログを手に、人気になっている馬と人気がない馬の馬体を照らし合わせて少しづつ馬体を見る事に慣れていくのが良いでしょう。

さらに言えば馬体の見るべきポイントが解説されている本「馬体を語る」を読みながら馬体を見れば理解度も加速する事と思います。

「一口馬主初心者ガイド」という記事の【STEP3】応用編でもこの本について少し触れているので、興味がある方はご覧になってください。

 

 

カタログ請求をしたらあとは2次募集を待つばかりです。

2022年のスケジュールを見ると9/22 夕刻 1.5次募集結果発表となってますので、まずはこの日に2次募集にまで回る馬がいるか確認しましょう。

この時点で2次募集に回る馬が居なければ残念ながらその時点でゲームセット。もし居れば9/26から2次募集が始まります。

ここでの申込みは既存会員・新規会員の一律抽選になります。

仮に3頭余っていたとしたら新規入会を目指すのであれば3頭全てに申込みする事を推奨します。

万が一全頭当選してしまったら、支払い額がすごい事になってしまうんだけど...

おそらくは全馬抽選になるでしょうから、3頭申し込んで3頭当選する確率はかなり低いと言えます。

来年以降も新規入会の道はかなり狭き門なので、少しでも当選(入会)確率を上げる為に全馬申し込む事を推奨しますが、それでも万が一を考えて複数頭申込むのが怖いという方は、締切前日にクラブに直接電話相談してみるのも良いでしょう。

クラブも親切なので「入会したくて何頭申し込むか迷っている..」と伝えれば、抽選になるか、当選確率は低そうか、など教授してくれたりもします。

好きな血統の馬に出資したいんだけど...

前述の通り、2次募集に回る馬は良くて数頭..新規入会の際は残念ながら選択肢はないと思ってください。 リスグラシューの仔、マリアライトの仔、などカタログを見ると夢が膨らむものですが、残念ながら初年度は入会の為の出資と割り切って考えざるを得ません。

無事入会を果たしたら、2年目以降に出資馬探しを楽しみましょう。  

 

まとめ

キャロットクラブでの新規入会の方法をまとめてみます。

8月中にカタログ請求

カタログ請求をしていなくても、2次募集には参加できますが事前にカタログ請求をした方が、次年度以降の際にご自身の役に立つはずです。

2次募集で募集されている馬全頭に申し込む

抽選になるので複数頭当選は低いと予想されますが、予算に不安がある場合は募集期間中にクラブに電話相談してみましょう。 1頭でも出資が確定すれば、無事正会員となります。

キャロットクラブで今年新規会員を希望されている方は、かなり厳しい道のりですがチャレンジする価値はあるクラブですので頑張ってくださいね。

 

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